おまけ シンセ講座

[シンセ講座]おまけ-1 いろいろな種類のシンセを知ろう

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今回はシンセ講座からちょっと外れますが、おまけ項目として色んなシンセを紹介します。

今ではしょっちゅう新しいのが発売されては消えていくのですが、「そもそも何が違うのよ?」っていうのは一度は疑問に感じたはず。
なので、大まかにシンセの違いを紹介していきます。

減算合成

作り方:波形の周波数を削って音を作っていく

基本的なシンセサイザーは大抵これ。最初に作られたシンセです。
そのため、ビンテージ系もこれに分類されることが多いです。

作り方で挙げたように、

波形を選択

フィルターで削っていく レゾナンスで付け足すことも

アンプで音量変化を調節する

という工程が基本です。最近では多少の例外もありますが、元は全部これと言ってもいいでしょう。
音作りの時は、倍音が多い鋸波or矩形波が使われやすいです。

初期のころは1音しか出すことができない「モノフォニック」でしたが、現在は複数音鳴らす「ポリフォニック」が一般的。
ビンテージシンセをモデリングしたソフトでも、あえてモノフォニックそのままにしてあることが多いです。
なので、もし「音が1つしかでねえぞ!?」なんてことがあっても、そういうシンセじゃないか確認しましょう。特にビンテージもの。

  • 有名なモノフォニックビンテージ:「minimoog」「MS-20」
  • 有名なポリフォニックビンテージ:「Prophet-5」「Jupiter-8」
  • 有名なソフトシンセ:「synth1」「Sylenth1」

非常に扱いやすいので、シンセサイザーの講座ではこれを使います。
このサイトでもそうですね。

FM演算

作り方:一方の波形を、もう一方の波形で変調させて倍音を生成する

ちょっとわかりにくいかもしれないですが、「減算合成でできないような音を生成することができる」という感じでいいです。

これによって生成される音は、「金属的でシャープな音」になるので、シンセベルやエレピなどによく使われます。
また、アタック部分だけを変調させることで出がかりを強調させるなどの芸当も可能。リアルなベースもこれでシミュレートしていたり。
最近ではスクリレックスに代表される、激しいワブルベースに使うことも増えました。

しかし、最大の弱点として「物凄く音作りが難しい」事が挙げられます。
実際、減算合成と比較してもどのような音が出るか想像が困難or不可能で、ほぼ手探りで音作りをすることになります。

また、どうしても弄るパラメーターが多くなりやすく、画面切り替えなども頻繁に発生します。(ハードシンセではかなり顕著)
そのため、音作りをすることは少ない上資料も少なく、プリセットに頼るケースが多いです。

  • 有名なシンセ:「DX7」

なお、処理の軽さからゲームや携帯電話など、一時は幅広い場面で使用されていました。

加算合成

作り方:倍音をどんどん付け足して音を作成していく

減算合成とは真逆で、正弦波を何種類も追加していく形式で作ります。
何倍まで弄れるかはシンセによって異なるので確認はした方がいいのかも。

理論上はどんな音でも生成可能ですが、労力を考慮すると限界はあるので実際は非現実的。

FMのように倍音豊かな音色にすることが多いです。
労力を削減するため、波形を読み取って生成する「シンセシス機能」や、規則的に倍音を加えたりする機能を搭載していることが多いです。

弱点としては、前述の通り「音作りの労力が凄まじい」ことです。
なので、実際は音作りをシンプルにするために「何でも弄れる」ようにしてあるシンセはほとんどありません。
大抵は機能を制限して音作りしやすくしているでしょう。もしくはプリセットに頼りっきりか。

また、あまりにも複雑故ハードシンセではほとんど存在せず、基本的にソフトシンセになります。
しかし、その種類もまた非常に少ないという…

  • 有名なソフトシンセ:「RAZOR」

なお、身近に使っているものとしてオルガンがあります。
特にパイプオルガンはある意味最古の加算合成シンセと言ってもいいかもしれません。

ウェーブテーブル

作り方:波形を選択して音作りをしていく

早い話、波形の種類を大幅に増やした「減算合成」といった感じです。
あちらが数種類だけだったのに対し、こちらは何十種類(下手すると百種類以上)の波形から選択、加工することができます。

より多彩な音作りが可能ですが、波形のネーミングなどから「どんな波形か」を把握しておく必要があります。
そのため、欲しい波形をひたすら探すだけで時間が過ぎる…なんてことにならないように注意。

  • 有名なシンセ:「MASSIVE」「Serum」

ハードよりもソフトシンセの方が有名なものが多いですね。
現在のシンセの中では音作りもしやすい部類にあげられるでしょう。

PCM音源

作り方:サンプリング音源をもとに音作りをする

「これシンセなの?」というツッコミは今は置いておきます。

シンセの低価格化と共に行われたのがこれ。
当時のサンプラーは「ポン出し」とも呼ばれる、ボタンを押すタイプでした。
それをシンセでやるにあたり、波形をループできるように処理をしたりして、正統派な進化を遂げたものという感覚です。
これが誕生して以来は、「音作りするシンセ」ではなく「キーボードの上位互換」のような扱いをすることが増えました。

サンプラーのように扱うため、音源をつなげたり特定部分だけループさせるといった使い方になります。
それをもとに、減算合成のようにフィルターで加工したりサンプルを合成することができます。

  • 有名なシンセ:「M1」「Nexus2」

フィジカルモデリング

作り方:楽器をモデリングしたシンセで音作りをする

これは特殊な枠ですね。というよりシンセサイザーなのか、と言われると少々疑問も上げられますが。

弦楽器や打楽器などをシミュレーションしたものになっているため、それぞれで使用するパラメーターも大きく変化します。
そのため、音作りをするためにはそれぞれのパラメーターを理解しなければならないので、非常にハードルが高いです。

プリセットをある程度加工して作ることが大半で、1から作るのは相当まれなケースになるかと思われます。
というより、シンセのように音作りを楽しむとはちょっと違うかと。

  • 有名なソフト音源:「Pianoteq」

まとめ

以上、さっくりとまとめてみました。

できるだけ項目を絞ってみましたが、結構内容が増えてしまったかも。
偶には、ちょっとしたおまけもちょこちょこ書いていこうかな。

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